シネマチップスに憧れて

ジジイになって来て、見た映画を忘れてまた見る、ということが増えてきた。名作ならよい。だが、好きでもない映画は大抵忘れているので、半分以上見てからようやく気がつくことがある。それを防ぐために、自分のための映画備忘録である。採点もしたが、これは単純にもう一度見る価値があるかどうか、という個人的な指標でしかない。だから総ての記事がネタバレ含む。未見の人は読まないように。

ストーリーは全く目に入りません 青い珊瑚礁[吹替補完版] 1980年/アメリカ/105分/60

ブルック・シールズが全くもって美しい。

子供たちだけで無人島では生活できないとか、教えられなくても人間ってやっぱりできるのだろうか、とか、出産はどうやったのかとか、そもそもなんで無人島に二人だけになったのか、こう、なんかいろいろと思い浮かびそうになるが、そんなことは全くどうでもいい。

この映画の見どころは、ブルック・シールズに尽きる。で、まあ、それでいいじゃん、という映画だ。ブルック・シールズが見たかったら、この映画を見て、見たくなかったから見なくてよい。そういう潔さは全くもって素晴しい。

日本のアイドル映画もまあそういうことなんだけど、ブルック・シールズと覚悟が違うよね。ま、そりゃ裸になるだけが覚悟かって言われればそれはもう違うんだけど。